CD-ROMドライブの振動解析

cd_dricve_m1.jpg (818×582)図1 図1は典型的なCD-ROMドライブの内部構造です。 CDにはわずかながらアンバランスがあり、高回転にて回転させると振動を生じます。 4点に防振ゴム(緑色)を配置し振動減衰を図っています。 振動解析を行う事によりCD-ROMの回転数とこの系の固有振動数をはずす必要があります。  図2に示す様にゴムダンパの上下を固定します。

材料 : 防振ゴム (フレームは鉄)
ヤング率 : 6.1e+06 N/m*2
ポアソン比 : 0.49

図3はメッシュ分割状況

cd_dricve_m2.jpg (847×527)図2 cd_dricve_mesh.jpg (795×616)図3
cd_dricve_rslt1.jpg (831×580)図4 図4は1次、図5は2次の振動モードを表します。それぞれの固有振動数は

1次: 113Hz、 2次:235Hz となりました。

CD-ROMの回転数が、これらのモードと振動数と一致しない様な配慮が必要となります。

cd_dricve_rslt2.jpg (794×539)図5
動画にて振動状態を確認いただけます。

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